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【2017/08/22 02:36 】

2月22日にミュージアム・カフェ会、無事に終了いたしました。遅ればせながらですが、その様子をご報告します。

当日は、もともと天文や旧暦に興味をお持ちだった方から、国立科学博物館の深海展でダイオウイカを見て以来 科学イベントに興味を持ったという方(なんと!)まで、幅広くご参加いただきました。ありがとうございました。

ゲストにお招きした西城 惠一さんは、素敵な笑顔がチャームポイント。

普段は、国立科学博物館の理工学研究部にて、主に江戸時代の天文学について研究されています。

西城さんとのおしゃべりのお供に、形のかわいらしい金平糖と、それにあう日本茶もご用意しました♪

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さて、今回のテーマは『カレンダーの作り方』。
では、カレンダーを作るときに必要な道具って何だと思いますか?

1日の長さを知るための時計?
月や太陽の動きを測るための分度器?
四季を感じるセンス??


答えは意外にも・・・
・・・『棒』。
(参加者さんのあたまの上にはたくさんの『?』が。)

棒を立てて、できた影の長さを毎日測っていくと、その影の長さが1番長くなるのが冬至の日。冬至の日から次の冬至の日までが1年になる、とのことでした。

ここで、「江戸時代に、影を測るのに精度のよい定規とかあったんですか?」
という鋭い質問が。

ありました!
影の先をシャープにしてきっちり計測するために、ピンホールの原理を利用した圭表儀(けいひょうぎ)がそのひとつ。
他にも、1日を百等分していた時計、百刻環(ひゃっこくかん)や、
大きな分度器みたいなもので天体の高さを測るのに使った象限儀(しょうげんぎ)など、
江戸時代に使われていた道具には精度の高いものが多かったそうです。



(身振り手振りをまじえて圭表儀の説明をする西城さん)

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さて、後半は、江戸時代の天文学者の話題へ。

日本のカレンダーは、平安時代におとなりの中国から導入されたものが、江戸時代になるまでそのまま使い続けられていて、
その800年以上の間に少~しずつズレてきていました。

渋川晴海はそのズレに気付いて、改暦を行ったのだそうです!
その当時、誰もが疑問を感じずに使っていたカレンダーに、疑問を感じるってすごいですよね。

改暦にあたって、当時、より精度の高かった中国のカレンダーについて調べただけでなく、
自分で実際に行った天体観測から、中国との地理的な差を考慮した日本に合うカレンダーをつくったのだとか。

江戸時代の技術の高さと、
渋川晴海の、すでにあるものを鵜呑みにせずに、自分の手で実際に確かめようとする姿勢が、より良いカレンダーへと結びついたわけでした。

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参加者のみなさんとのおしゃべりも盛り上がりを見せ、カフェ会が終わった後まで続いたほどでした。

  

さて、今回のカフェの内容に関する展示は、国立科学博物館にてご覧いただけます♪
江戸時代の測定技術については、地球館2階『科学と技術の歩み』内の『2.江戸時代の科学技術』、
渋川晴海をはじめとする江戸時代の天文学者たちの功績については、日本館1階『自然をみる技』に展示があります。
ぜひ足を運んでみてください。


(地球館1階の展示の様子。これ全て地球儀…ではないんです!)


次回のミュージアム・カフェ会は秋以降に開催予定です。詳細は未定ですが、今後このブログを通じてお知らせしていきます。
また、今回のイベントの協力団体であったWEcafeでは、毎月下町のカフェでサイエンスカフェを行っています!
そちらもぜひご参加ください♪
WEcafeブログ:http://blog.goo.ne.jp/wecafe

 

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【2014/05/07 00:16 】
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